写真を撮れなくなった時の処方箋(雑)

撮りたい、という気持ちは強いのに何をどう撮っていいか分からなくなって身動きが取れないような時。それでいて気持ちは先行しちゃってるから焦りを感じてしまう時。そういう時は下記の二つの処方箋を実行するようにしている。

 

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(1)滝行コース
ひたすら何でも撮る。普段撮らないものでも、ちょっとでも気持ちが向いたら撮る。ちょっとした思い付きの撮り方でも撮る。沢山撮ったものを並べてみてから初めてどれが自分にとってお気に入りか考える。撮るときは考えない。考えるな、感じろ。何がいいか考えるのは後だ。撮れ、撮れ、撮れ。

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(2)カメラを一旦置く
カメラを置いて、映画観たり歌を歌ったり皿を触ったりクリームシチュー作って食べたり猫を触ったりバッティングセンターでバットを全力で振ったりする。写真以外の展示を観に行くのもいい。
写真以外で五感を満たす。

 

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こういう時というのはインプットが足りていないときに生じているのだと思っている。インプットがないとアウトプットできない。
(1)はインプット材料を自分で仕入れてくる。直感だけで仕入れてきたものを後で整理して、今の自分がどういうものに価値を感じているのか後から整理する。立ち尽くしているときに撮る写真もその時の写真だ。

(2)は写真以外のもので五感を刺激し、体全体でインプットしていく。こわばった体を刺激でほぐしていく。

どっちかだけでもいいけど、だいたいはどっちもやる。(2)→(1)の順番が多いかな。