instax SQUARE SQ6を買うに至るまでの二転三転話を聞いてくれ
本日instax SQUARE SQ6を購入しました。
写真にも写っているように元々チェキワイドは持ってたんです。instax WIDEっていうのが正式なのかな。
チェキの倍のサイズのフィルムで、チェキだとどうも小さすぎるよなと思ったのがLサイズの写真くらいにはなって「おお、これなら」と思っていた。写りにも文句なかった。チェキ特有の隙のある甘さが良くて、写真サイズが大きい。良い。
ただ不満点もいくつかあって、
・カメラが大きい上にデザインがどうも・・・
カメラが大きいのは仕方ない。フィルムが大きいのだから。とはいえ、持ち歩くのにとてもかさばる。そしてデザインがいまいちなうえに選択肢がなかった。今もないのかな?ないみたいだ(公式サイト見た)
・フィルムが高い。とても高い。
フィルムのサイズが通常のチェキの2倍。お値段もだいたい2倍。ヨドバシで10枚で1630円(163円/枚。時期によってちょこちょこ値段は変わる)。50枚パックで7430円(148.6円/枚)。通常チェキフィルムは10枚で799円(80円/枚)。通常のと違って値下がりすることが滅多にない。
そんな中、ネットで存在を知ったのが
instax SQUARE SQ20
そう、このチェキじゃなくてデジタルチェキだ。デジカメにチェキプリンタをつけたようなもの、と思えばいいのだろうか。エフェクトもフィルターもかけられる。撮っておいて、好きなものだけプリントできるからフィルム代も節約できる。こいつはいいと思ったのだが、調べてみたらちょっと難点が。
・デジタル画像は何の変哲もない400万画素弱のデジカメ画像
浅はかな俺は「これでチェキ風なデジタル写真を撮り放題?!」と勘違いしていた。後からかけるフィルターは反映されないと知っていたけど、事前にかけるエフェクトはデジタル画像に反映されると思っていた。そこにビーツギャラリーの岡島さんから残念なお知らせが。
設定した色味がデータに反映されないのが1番のクソポイントですー
— okajimax (@okajimaxxx) 2019年2月26日
マジかよ!そんなん
それでもチェキだしどうせチャチいレンズだからチェキ特有の甘い描写くらいは表現されるんじゃないかと気体を残した。
が、ヨドバシで確認したところ、デジタル画像は何の特徴もないちょっと昔の携帯カメラの写真みたい。あくまであれはプリント時にエフェクトをかけるのだ。
そもそもあれはフィルム内の薬品とか支持体とかが出す味であって、デジカメ内でそんなエフェクトかけてたらフィルムに現像させたときに極端におかしくなってしまう。
・そもそも撮ってすぐ出ない時点でチェキの醍醐味薄れるよね
コントロールしきれない構図やピントや甘さがチェキの良さなのに、何度も取り直したものをモニタで見て、エフェクトやフィルター選んで、プリント。もうそこにエモーショナルな感動はない。ないは言い過ぎましたね、ごめんなさい。
とにかく、すぐに結果が出てきて「シャッターを押したらもう取り返しつかない。しかもフィルムカメラと違ってすぐに結果が出る」という刹那的なところがいいのだ。
もういい、分かった。普通のチェキを買おう。フィルムカメラで言えば、ワイドはハッセルブラッド、普通のチェキを35mmカメラみたいな使い分けをすればいいのだ。チェキ二刀流。やったぜ。
そしてヨドバシカメラに行った俺は売り場で30分ほど立ち尽くして悩むことになる。
通常チェキとスクエアフォーマットのどっちにしよう
通常チェキとスクエアフォーマット、カメラ本体はどっちも大して値段は変わらない。欲しいと思った機体なら数百円の違いだ。
ただフィルムの値段は少々変わってくる。
10枚で1220円。10枚パックで値段を整理すると
通常チェキ:80円/枚
スクエア:122円/枚
ワイド:163円/枚
ワイドと違って今回はばかすか撮ろうとしてたのに、中間地点の値段だとなんか中途半端感がある。うーん。
ただ画面サイズが違ってくる。スクエアは正方形フォーマットなのだけど、写真が写っている部分の一辺はmini(通常)の長辺と同じなのだ。現物を見ると印象として結構大きく見える。
まぁ完全に値段に比例してますね、と言われればその通り。
あとカメラ本体サイズも変わってくる。コートのポケットに入りそうな通常チェキに比べて一回り大きいスクエア。
ここで迷いに迷った。30分立ち尽くし、店員も何やら感じ取ったのか話しかけもせず。
最終的には「頑張って働こう」というよく分からない決意の元、スクエアを購入。
ここまで落ちの見えてた長い話を聞いてくれてありがとうございます。チェキを買おうと思っている人の参考になればと思います。ならないと思うけど。